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俺だってヒーローになりてえよ

圧倒的な読書量と端から忘却していく貧相な記憶力、ふざけた文章を駆使するポンコツブロガー。 同情されているのか、やたらとオススメ本や漫画が売れている。月間250冊以上。 バカなことを書いて怒られること多し。

Rhythmic Toy Worldに見るキャラ作りの難しさ

音楽


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どうも。

 

Rhythmic Toy World。今日は彼らについて語ろう。

圧倒的な三つ編み感


Rhythmic Toy World「輝きだす」MV [HD]

森永DARSのCMに起用された彼らの代表曲『輝きだす』のPVである。

黒を貴重とした画面に白抜きの歌詞が浮かび上がるメッセージ性の強いPVだ。

さて皆さんはこれを見てどんな印象を持たれただろうか?歌詞がいい?演奏技術?歌声?メロディー?

いやどれも違う。たぶんみんな思ったことは一緒のはずだ。

三つ編み

これだ。

というかこれだけであろう。圧倒的な三つ編み感に他のものが頭に入ってこない。

確かにトレードマークとしては大成功だろう。すぐに印象に残る。Rhythmic Toy Worldなんて長ったらしいバンド名を覚えずとも「三つ編みがいるやつ」で十分だ。三つ編みなんて今どき女性アーティストでもいないからな。間違えることはない。

まあ一応こちらもいるが。

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バンドではないし前科持ちだから分かるだろうメーン。それにしても汚らしい男である。

それに比べてRhythmic Toy Worldの三つ編みは清潔感がある。

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これならまだ許されることだろう。

看板は必要 

売れるため、差別化するためならキャラ作りも止むなし。といった感じだが、まあこうやって実際に売れてきているのだから問題はないだろう。売れれば正義である。

これだけ数多のバンドがいる中で目立つためには相当な実力と運が必要になる。その運を引き寄せるためにもバンドには看板が必要になったりする。客寄せパンダ的な要素もあればさきほど書いたとおり、このバンドと言えばあれ、というものを作ることで覚えてもらうこともできる。

代表的なのでいえばマンウィズやSEKAI NO OWARIのピエロとかだ。彼らも大成功を収めている。

楽曲の説得力

ただ、このキャラ作りには取り扱い上、難しい所がある。

端的に言おう。

三つ編みの男が言うことに説得力があるだろうか?

OK、分かるよ。三つ編みだろうがホモだろうが、ホームレスだろうが、誰の口から出ようとも言葉の価値は変わらないはずだ。変わるのは私たちの中にある差別意識だけだ。

だけどな、想像してみてもくれ。

例えばSLAM DUNKのあのシーン。三井があの試合で終了間際、諦めそうになったとき安西先生が言ってくれたよな。「諦めたらそこで試合終了ですよ」って。でもそこで顔を上げた三井の目に飛び込んできたのが、三つ編みのおっさんだったらどうだろうか?三井は逆転できただろうか?

例えばタッチのあのシーン。私はよく知らないけど、双子の片割れが死んでしまって、生き残りの片割れが「きれいな顔してるだろ。ウソみたいだろ。死んでるんだぜ。それで。」と言って、南の視線の先に三つ編みの男がベッドに寝てたら、南を甲子園に連れて行っただろうか?あの世にタッチしてただろうか?

例えばONE PIECEのあのシーン。「俺は海賊王になる!どーん!」でルフィが三つ編みだったらあんなにゴムゴムだっただろうか?

そうなんだよ。いくら私たちの差別意識が「誰が言ったか」というフィルターに掛けてしまっているからと言っても、三つ編みに超えられない壁ってやつがあるんだよ。仕方ないんだよ。

同様にスクール水着を着た男が「大事なのはひとつだけ。それを見極めることが大事だ」なんてエッセンシャル思考的な素晴らしい歌詞を書いた所で、聞いた人は全然違う意味で取ってしまうことだろう。現実は残酷なんだよ。

辞めどきも難しい

まだ問題はある。三つ編みをほどく瞬間だ。昔のアイドルの楽曲にありそうだな『三つ編みをほどくとき』。いや演歌か?まあいい。とにかく、一度掲げてしまった看板はそうそう簡単には下ろせない。引くに引けなくなってしまうのだ。

十分売れているマンウィズやSEKAI NO OWARIだって辞めどきを見失っているんだ。ただ彼らの場合は、マンウィズはそれありきの楽曲にすることでカバーしている。SEKAI NO OWARIはピエロを無視してイケメンが主張することでカバーしている。

じゃあRhythmic Toy Worldはどうするべきだろうか?フロントマンであるボーカルが率先して三つ編みなのだ。しかも三つ編みを無視した楽曲展開。ファンは三つ編みをどう受け入れればいいのかきっと戸惑うことだろう。

しかもそんな三つ編みでも見慣れると必要不可欠なものになってしまう。

三つ編みという鎧を着ているつもりが、三つ編みという着ぐるみになってしまうのだ。そうなるとヤバイ。本格的な三つ編み依存が始まる。過去にも似たような症状で失墜したアーティストにスキマスイッチがいる。アフロ依存症に陥っていた彼らは、アフロという着ぐるみを脱いだ途端、失速してしまった。恐ろしいものだ。

楽曲は本物。だからこそ

Rhythmic Toy Worldの楽曲のクオリティは聴いての通りだ。間違いない。え?三つ編みしか頭に入って来ないって?だったら目を瞑るぐらいのことはしやがれ。

楽曲は本物であるからこそ、彼らには三つ編みの呪縛をそうそうに解いて、生身の彼らで快進撃を続けてもらいたいと思うのだ。


Rhythmic Toy World「ファーストコール」MV[HD]

以上。