俺だってヒーローになりてえよ

何が足りないかって、あれだよあれ。何が足りないか分かる能力。

HARUHI『ひずみ』が凄く聞こえるのは本人の実力よりもプロデュースの力だと思う

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この作品について語りたい。

 

鉄板映画の主題歌

 

佐藤健が主演を務める映画『世界から猫が消えたなら』 に採用された楽曲だ。

原作は同名のベストセラー小説であり、小説中毒の私が信用している数少ないランキングである『本屋大賞』に2013年にノミネートした実績のある良作だ。ちなみに私はまだ読んだことがないのだが、本屋大賞にノミネートしているのだから間違いないだろう。

今時の映画はベストセラーの原作を持ってくるのが定番であり、そこへ更に主演に佐藤健と宮崎あおいを持ち出してくる辺り、「ぜってえヒットするな…」という金の臭いがプンプンする映画でもある。全然悪いことではないが、あまりにも鉄板すぎて揶揄したくなる気持ちがふつふつと湧いてきてしまうのだ。

『世界から猫が消えたなら』という非常に目を引くタイトルといい、色々と売れる要素が詰まっている。

そんな売れる要素満タンの映画であれば、主題歌にはもっとお硬いアーティストを起用してもかまわないと思うのだが、なぜか無名の新人を起用している。素晴らしい開拓精神である。

 

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美人?

さて、そんな鳴り物入りで登場したHARUHIだが、彼女と彼女が歌う『ひずみ』の魅力とはなんだろうか?それを少し考えてみたいと思う。

まずビジュアル。女性アーティストのビジュアルは今後の人気を左右する非常に大事な要素だ。ブスは売れない。余程の力がないと売れない。ししゃもは知らん。

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…うん。眉毛だな。

17歳なのでこんなものかもしれない。こんな素材でも遠巻きの映像だったり、光の使い方で美人風の雰囲気を出せるので、問題ないと思う。

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これなんて完全に剛力彩芽だ。ショートカットのメディアモンスターと瓜二つである。 

売れそうだ。

歌唱力は普通である 

次に歌唱力。

動画をご覧になった方はどんな印象を持たれただろうか?とても形容しがたい不思議な感覚を持たれた方が多いと思う。私もその一人である。

特別上手いとは思わない。今時の英語っぽい発音でもない。だけどなんとも言えない魅力はある。 

これは単純に彼女の歌声に特徴があるのだと思う。逆に言えば、声に特徴があるだけだと思う。

この感じを昭和生まれの私はなぜか懐かしく感じた。どこかで聴いたことがあるような?

 

…。

 

これか!

 

 

ボーカルのakkoはなんとも言えない声をしている。そしてあまり上手くない。だけど彼女が歌うとメロディーに不思議な魅力が備わる。私の未熟な言語感覚では表現できないのが残念である。

とにかくヘタなのに惹き付けられるものがあるのだ。 それと同じものをHARUHIには感じる。

もしかして…?

と、そんなことを考えていた所にこの文字が目に入った。

 

 ひずみ(Lyrics and Music : 小林武史

 

ん?

小林武史と言えばMr.Childrenのプロデューサー。そしてakkoの元旦那である。 

こんな無名の新人にこんな超大物がプロデューサーで付くなんて、もしかしてあれか。血縁関係か?それなら納得が行くというものである。

別に構わない。誰がどこで繋がっていて、出来レースだろうが、裏金だろうが、好きにしてもらってかまわない。私は素晴らしいアーティストと作品が世に生まれてくれればそれだけで十分なのだ。

鳥肌が立ったとか言ってるけど

『ひずみ』のコメント欄を見てみると、みんな結構好意的な意見なようで、中には「予告編で聴いて鳥肌が立った!」というものもある。

私は映画の予告編は観ていないし、映画も観る気はないのだけれど、きっとそれはサビの所のあのフレーズのことなのだろう。

2:32ぐらいからいきなり始まる和音展開とHARUHIの歌声を重ねに重ねたサウンドは確かに必聴である。いきなりこれが流れたら一気に耳を持っていかれることだろう。

ただな。

これはあくまでも小林武史の仕事であることを勘違いしてはいけない

彼女の実力というのは、Aメロなどで感じる「なんかイマイチ」「なんか行き切っていない感じ」が本来のものであり、この楽曲のサビ前からサビの魅力や耳を持っていく力というのは、小林武史が生み出したメロディーと和音が醸しだしているものだ。勘違いしないでほしい。

コメント欄で狂喜乱舞している方々は楽曲の魅力と彼女の魅力を混同してしまっているように感じる。たぶん、自分の興奮の出所を認識していないのだろう。

 

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小林武史次第

HARUHIが小林武史の娘かどうかは置いておくとしても、彼女の魅力を活かせるのは小林武史以外にはいないのではないだろうか?

完全に私の勝手な推測なのだが、小林武史の手元を離れた途端に「あれ?あの魅力はどこに?」と思われてしまうような気がする。いつまでも聴き手は『ひずみ』で味わった快感を求め続けその結果、「もの足りない」と感じてしまうのではないだろうか。

My Little Loverのときも小林武史が乗りに乗っているときは素晴らしい楽曲を生み出すことができていたが、彼もアーティストである。同じメンバーと長く活動しすぎたのか飽きが来ると楽曲に切れ味が無くなってしまった。飽きはアーティストにとって天敵である。刺激がなくなれば凡人に成り下がる。Mr.Childrenと長く付き合っていられているのは、単純に桜井和寿という天才がそこにいるから刺激を失わずにやれているだけだと思う。それでも最近のMr.Childrenでの小林武史の仕事には若干の”飽き”は感じぜずにはいられないのだが…。

話を戻そう。

My Little Loverでは情熱を次第に失っていってしまった小林武史だが、恋人や配偶者といっても結局は他人である。飽きが来るもの仕方のないことだ。

ただもし、HARUHIが小林武史の娘なのであれば彼の情熱はいくらか長続きしそうな予感がする。なんといっても血縁関係だ。父親にとって娘は可愛い、というのが定説だ。

あの感動をもう一度

ちなみに私は小林武史の洗礼を小学生の時に受けている。この楽曲だ。街中で耳にした有線で衝撃を受けた。


# Swallowtail Butterfly ~あいのうた~ - YENTOWN BAND

それからずっと彼のファンであり、もちろんMy Little LoverもMr.Childrenも大好きだ。特にMy Little Loverに関してはもうあの感動を味わうことは出来ないので、小林武史がHARUHIで同じような感動を生み出してくれたら最高である。

彼の情熱が長く続いてくれることを願う。

それにしても、今時ただの歌い手としてデビューさせるとはなかなか気合いが入っていると思う。 

 


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