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悪口を言う人は嫌われる。それに気付けないから嫌われる。

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どうも。

たくさんの人に囲まれて仕事をしている私は、よく思うことがある。

「みんな悪口が好きなんだなぁ」

職場の空気みたいなものかもしれないが、それはもうみんなよく悪口を言っている。

私はブログ記事で人の悪口みたいなことを書き殴ってはいるものの、ネット以外では基本的に人格者である。悪口は言わないようにしているし、大体にして悪口というのは口から出てくる心のウンコだと考えているので、そんな恥ずかしい真似はできないのだ。

 

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悪口はクセになる

悪口を言っている人をよく観察していると、意外と限定されていることが分かった。あまりにもしょっちゅう悪態に囲まれる生活を送っていたので、みんなが言っているものだと思っていたのだが、実際には10人に一人ぐらいの割合だった。

悪口が大好きな彼女たち(偏見かもしれないが女性に多い)は口を開けば何かしらの文句を言っている。どうやらクセになっているように見受けられる。

何か問題があれば「ふざんけなよ」。誰かがミスをすれば「またかよ」。天気が悪ければ「最悪」。

とってもバラエティ豊かである。天気が悪いだけで最悪なんて、心の振れ幅が非常に過敏で羨ましく思う。私はそんなに情緒豊かにはいられないので。

当然嫌われる

本人たちには何の悪気もないのかもしれない。それくらい普通に悪口を言っている。

だが当然のことながら、悪口を聞かされるのはみんな嫌なので、彼女たちは周囲から嫌われている。

嫌われてはいるものの、周囲の人たちにはそれなりの人格者が揃っているので(私を含める)そこまであからさまに避けるようなことはないが、それでも距離を置かれたり、何か悪口を言っていても「ふーん」ぐらいのリアクションしか取っていない。

明らかに冷めたリアクションのはずなのに、悪口メンバーはそれに気付かない。気付けない。

気付きは人生をひん曲げる

誰に嫌われようがその人の勝手ではあるが、できることなら周囲にできるだけ不快な思いはしたくないものだ。それなりの人格者であれば共感してくれることだと思う。

悪口を言うことが当たり前になっていて、なりすぎていて、もはや挨拶よりも口に馴染んでいる彼女たちはこれからどこに行っても嫌われるのだろう。気付かないまま。

これはけっこう怖いことだ。

はたから見れば明らかなことなのに、本人はまったく気付かない。しかもそれが、人生においてけっこう重要な人間関係のファクターだったりするのだから堪ったものではない。

気付くかどうかでそんなにも人生ってやつは変わってしまうものなのだ。

しかもみんな教えてくれない

更に言うと、そんな危険な「気付かない」をみんな放っておくという事実だ。

それなりの人格者が揃っている(私を含む)私の職場でさえ、誰も彼女たちに「悪口は良くないよ。それだけでみんなから嫌われるよ」と教えてあげないのだ。そんな波風を立てるくらいならば「ふーん」という薄いリアクションを返してその場をしのげればいいと考えているのだ。

これは悪口に限ったことではない。口臭や体臭もそうだ。人から嫌われることのほとんどは誰も教えずにそのままにしておく。

 

嫌われることが分かっていても放っておく我々人格者と、嫌われていることに気付かないままずっと悪口を言い続ける彼女たちのどちらが幸せなのかはよく分からない。

 

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