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俺だってヒーローになりてえよ

圧倒的な読書量と端から忘却していく貧相な記憶力、ふざけた文章を駆使するポンコツブロガー。 同情されているのか、やたらとオススメ本や漫画が売れている。月商30万円ぐらい。 どうぞよろしく。

ミステリー初心者にオススメする最高の推理小説11選



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どうも。

推理小説中毒のひろたつです。

 

甘美なミステリーの世界

私はミステリー小説が大好物である。

人間の頭脳に挑戦した数々の名作たちから繰り出される、思考の遥か彼方からやってくるアイデアに、私の脳髄は快感に震えてしまう。あの衝撃が欲しくて、いつまでも推理小説を読み漁っている。推理小説好きの方なら誰もが理解してくれることだろう。

そう、推理小説というのは中毒になるのだ。

一度あの快感を知ってしまったら、もうマトモな世界には戻ることができなくなる。

初心者にオススメしたい!

そんな推理小説中毒の私は仲間を求めている。推理小説の魅力をみんなに伝えたい。

そして何よりも、みんなにあの脳髄が痺れる快感を味あわせたい。完全なる私の変態的な欲求である。

私は自分で言うのも何だが、読書力があまり高くない。つまり難解な本は読めないタイプの人間である。

だからこそ、初心者が「読みやすくて」「すぐに楽しめる」作品を紹介することができる。

ということで、今回の記事では「ミステリー初心者にオススメする最高の作品」を11冊紹介したいと思う。

どれもこれもあなたを欺くために、作者が頭脳の限りを尽くした傑作ばかりである。

ひとたび読めば間違いなく「中毒者」になることだろう。

ぜひ、甘美な推理小説の世界に足を踏み入れていただきたい。

 

※限界までネタバレを防ぎたいため、あらすじなどは載せていません!確認したい方はリンク先でよろしくおねがいします。その際はくれぐれも、レビュー欄を読まれませんようご注意ください

 

 

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GOTH

GOTH 夜の章 (角川文庫)

乙一 角川書店 2005-06-25
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GOTH 僕の章 (角川文庫)

乙一 角川書店 2005-06-25
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天才乙一 が生み出した切れ味抜群の短編集である。絶品である。極上である。

乙一の特徴として、読みやすい文章が挙げられる。クセがなくスラスラと頭に入ってくる。読んでいるだけで気持ちよくなれる。

そしてその読みやすさと相まって繰り出される変態技の数々。

めくるめく快感の波に、あなたはきっとその手を止めることができなくなるだろう。

 

儚い羊たちの祝宴

儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)

米澤 穂信 新潮社 2011-06-26
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「あなたの脳髄を冷たく痺れさせることだろう」

これは本作の帯に書かれていた文句である。

 

推理小説の短編集というだけで、効率よく快感を摂取できるのだが、この作品に関してはそれに加え、「強烈な一撃」を有している。

というのもこの作品は「最後の一文」に特化しているのだ。最後の一文を読んだ瞬間に世界がひっくり返ることをコンセプトに執筆されている。

分かるだろうか。わざわざこうやって手の内を明かしていることの愚かさを、無謀さを。

自らで作り上げた高きハードルを鮮やかに飛び越える名作である。

 

葉桜の季節に君を想うということ

葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)

歌野 晶午 文藝春秋 2007-05
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私のように何かにハマった経験がある人ならば、「この面白さを他にも知ってもらいたい!」という気持ちが分かってくれると思う。

私にとってこの『葉桜の季節に君を想うということ』がそれにあたる。

歌野晶午はバケモノである。彼の頭脳は人を欺くために作られていると言っても過言ではない。 たぶんバカなのだと思う。逆に。

彼の異常性は作品を読んでもらえれば分かる。絶対に後悔はさせない。

いや、正確に言えば後悔をさせることになる。

「もう二度とこの快感を味わえないのか…」と。

 

十角館の殺人

十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)

綾辻 行人 講談社 2007-10-16
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本格推理小説の旗手綾辻行人である。

彼はこの作品を、いやこのトリックを生み出すためにこの世に生まれてきたのかもしれない。

推理小説の肝は何と言っても「トリック」である。

私たち一般人の頭脳の限界を余裕で越え、遥か遥か高みからやってくる異次元のアイデアが強烈なカタルシスをもたらすのだ。神の一撃と呼ぶに相応しいだろう。

そんな「神の一撃」がここにある。

正直言って、綾辻行人のデビュー作なので小説としては拙い部分があるかもしれない。

だがそれを補って余りに余ってあふれかえるぐらいの力がこの作品にはある。

世界中のミステリーファンに読ませたい傑作である。 

 

第三の時効

第三の時効 (集英社文庫)

横山 秀夫 集英社 2006-03-17
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推理小説の世界では人が死ぬ。それはもう簡単に死ぬ。それが目的であること多い。

そのために弊害として、登場人物を大事に扱わない傾向がある。つまり人物描写が適当なのだ。

それを真正面からぶっ壊してくるのが横山秀夫である。

彼の描く登場人物たちは緻密に形成されている。人間そのものがそこに息づいている。

そんな人間たちが繰り広げる物語。そして垂涎のトリック。2つの魅力が最高のレベルで融合している。

他では味わえない極上の快感がここにある。きっとあなたは横山秀夫の世界にはまり込むことになるはずだ。 

 

占星術殺人事件

占星術殺人事件

島田 荘司 南雲堂 2008-02
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日本で一番優れた「推理小説」は何か? 

という質問を受けたら、私は間違いなくこの作品を推す。それぐらい圧倒的なパワーを持った作品である。

島田荘司が生み出したこの傑作は人知を越えている。よくぞこんなアイデアを思いついたなと素直に感動する。

作中で我々の目の前に提示される謎はあまりにも不可能性に満ちている。どれだけ知恵を絞っても犯人などいない。

でも本気で考えてみてほしい。それが本気であればあるほど、解答を提示されたときの衝撃は格別である。

きっとあなたはこのトリックを生み出した島田荘司に感謝し、そして畏怖することだろう。

 

仮面山荘殺人事件

仮面山荘殺人事件 (講談社文庫)

東野 圭吾 講談社 1995-03-07
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ベストセラー作家。

東野圭吾を形容するのに一番適した言葉だろう。

誰にでも愛され、誰でも楽しませられる作家。そんなイメージだ。

だが、彼の本質は違うところにある。いやあったと言うべきか。

彼が若かった頃「推理小説の限界」に挑戦していた時期があった。あらゆる可能性を考え、模索し、実験を繰り返した結果、偶然なのか必然なのか、こうして傑作を生み落とした。

この『仮面山荘殺人事件』は彼の著作の中では売れていない部類になると思う。タイトルからして売れ線ではない。

だが私はこの作品が彼の最高傑作だと言える。断言できる。

小説を愛し続け、その身を創作に捧げた彼に、小説の神がもたらした奇跡的な閃きがこの作品の中にある。 

 

陽気なギャングが地球を回す

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)

伊坂 幸太郎 祥伝社 2006-02
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人気作家伊坂幸太郎の真骨頂はこの作品にある。彼が持ち合わせている「魅力」はここに全部詰まっている。決めつけさせて貰おうじゃないか。

精緻に組み上げられた物語もそうだが、思わずクスッとしてしまうような会話といい、愛さずにはいられないキャラクターといい、小説の「愉しさ」を教えてくれる作品でもある。

色んな意味で「最高の時間」を提供してくれる作品である。

ちなみに続編も遜色ないクオリティなのでオススメである。

陽気なギャングの日常と襲撃 (祥伝社文庫)

伊坂 幸太郎 祥伝社 2009-08-30
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ハサミ男

ハサミ男 (講談社文庫)

殊能 将之 講談社 2002-08-09
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ハサミ男』というあまりにも地味なタイトルからは想像できないだろう。

この作品が刺激と企みに満ちていることを。

推理小説を読む慣れておらず、すれていない初心者にこそ『ハサミ男』をオススメしたい。

独特な硬質な文章で描かれる物語には、なぜかページをめくる手を止められない力がある。

異常殺人鬼ハサミ男の内面に触れながら、この物語の終着点を見届けてもらいたい。きっと二度と忘れられない作品になることだろう。 

  

カラスの親指

カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)

道尾 秀介 講談社 2011-07-15
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道尾秀介は簡単に読者を欺く。気負った様子がまったくない。

そんな道尾秀介の技が特に強烈に炸裂しているのがこの『カラスの親指』である。

「あらすじさえもネタバレである」が信条の私としては、あまり語りたくないのだが、本作は“サギ師”を主役に据えている。推理小説好きであれば、それだけでご飯が食べられる題材である。サギ師を扱ったコンゲーム小説でハズレはそうそうない。総じて面白い。

その中でも『カラスの親指』は初心者も楽しみやすく、またしっかりと欺いてくれる作品である。

意味深なタイトルといい、美味しいところが盛り沢山である。ご賞味あれ。 

 

夜よ鼠たちのために

夜よ鼠たちのために (宝島社文庫)

連城 三紀彦 宝島社 2014-09-04
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推理小説界には悪魔がいた。推理小説作家であれば彼の名に畏怖の念を持たない人間は存在しない。それほどまでに超越した存在がいたのだ。

彼の名は連城三紀彦。惜しくも2013年に亡くなられた。

だが彼の生み出した傑作はこの世界に生き続けることだろう。そう永遠にだ。

連城三紀彦のオススメ作品を決めるのは本当に難しい。たくさんあるからだ。

だがその中でも強いて言うならば、この『夜よ鼠たちのために』になるだろうか。

推理小説界、とくに短編の中では群を抜いた作品である。

悪魔の生み出した珠玉の物語たちを存分に堪能するがいい。

 

人生で一度きりの経験 

以上が私が選んだ名作たちになる。この11冊を読み終わる頃には、あなたはもうミステリー中毒者になっているはずだ。ようこそ。

推理小説というのは難儀なものである。

オススメしようにも中身を語ることが極端に出来ない。制限がある。それでいて、何度も楽しむこともできない。(まあこれは人によるだろうが)

だがそれでも、推理小説には私たち読者を捉えて離さない魅力がある。

そこで得られる経験は、衝撃は、人生で一度きりしか味わえないものばかりである。二度目はもうない。

だからこいつまでも私は面白いミステリーを探し続けるし、いつまでも求め続けずにはいられないのだ。

 

最高の体験。だけど一度きり。

 

そんな刹那の楽しみを追い求めていきたい。

このリストがあなたの感動のキッカケになればいいと願う。

 

以上。