俺だってヒーローになりてえよ

何が足りないかって、あれだよあれ。何が足りないか分かる能力。

スタンフォードの人気教授が勧める“欲望に打ち勝つ方法”が面白い

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どうも。

ベストセラーをあまり信じない私だが、この本はかなりやられてしまったので紹介したいと思う。

スタンフォードの自分を変える教室 (だいわ文庫)

ケリー・マクゴニガル 大和書房 2015-10-10
売り上げランキング : 913
by ヨメレバ

これまで抽象的な概念として見られていた「意志」の力についての考え方を根本的に変え、実際の「行動」に大きな影響を与えてくれる。目標を持つすべての人に読んでもらいたい一冊。 

我慢できるとき、誘惑に負けるとき

この本では一貫して、目標を達成するための「意志力の作り方」を教えてくれている。

人というのは不思議なもので、それがどれだけ自分のためになると分かっている目標であっても、ちょっとした誘惑に負けて後回しにしたり、簡単に諦めてしまう。

ダイエット、ギャンブル、勉強、筋トレ、貯金、などなど私たちが誘惑に負けてしまう例は枚挙にいとまがない。誰にでもひとつやふたつぐらいは身に覚えがあるだろう。

それとはまったく逆に人間というのは賢い生き物なので、辛いことでもそれが自分にとって必要なことであれば、我慢してやれる一面も持っている。

仕事なんかが特にそうだ。

この世の中には好きな仕事をしている人よりも、我慢して仕事をしている人の方が圧倒的に多い。休日制度があることが何よりの証拠である。

でもそんな辛くて大嫌いな仕事でも、自分の生活のためと我慢して毎日毎日、それこそ死ぬまで何十年にも渡って我慢し続けられるのだ。怖い奥さんの尻にしかれながらも、せっせと給料を運んでくる旦那さんにも同じことが言える。とっても偉大だ。

しかし、それにしてもなぜそんなことが起きてしまうのだろうか?

 

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脳の中にはふたりの自分がいる

この現象は私たちの脳の構造から生まれている。

欲望に身を任せてしまう本能に近い原始的な脳と、己を分析し改善することができる進化してきた脳とふたつの場所があるのだ。

これによって、自分の中で「自分はもっと筋トレをするべきだ」「いや、とりあえず今日はラーメン二郎を食べて寝よう」という相反する考えが存在する。これは意志力が弱いせいではなく、誰にでもある自然な現象だということなのだ。というか、これがない人はおかしい。

脳の原始的な部分というのは、人間の欲や恐怖を司る部分でもある。ここが機能することで、初めて私たちは動き出そうとするわけだ。

人は快楽を求めるか、恐怖に追い立てられるかしか、動き出す理由がない。

休日に、怖い奥さんの顔を見たくないから大好きなパチンコをやりに行く、というのはまさに原始的な脳みそが生み出す模範的な行動である。だからパチンコ屋に早朝から並んでいる人を見かけたら、「模範的な原始人」だと思ってもらって構わない。

 

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欲望に打ち勝つ方法

さて、本書で紹介されている「欲望に打ち勝つ方法」を教えたいと思う。

非常にシンプルかつ、簡単なので今すぐに実行できることだろう。人によっては拍子抜けしてしまうかもしれない。

もうひとりの自分に名前をつける

まずは相反する主張する自分を区別することが大事である。

つまり欲望に走ろうとする自分と、成長を望む自分とを分けるのだ。

これによって、

「自分は怠けようとしている」

「自分は意志の力を発揮している」

「自分は目標から逃げようとしている」

「自分は決めたことをやろうとしている」

というふうに、しっかりと自らの脳の状態を観察することができるようになるのだ。

ふらふらと揺れ動きがちな脳の動きを、今自分は「いいのか」「悪いのか」とはっきりさせることである。

そのために分かりやすいのが、「欲望に忠実なダメな自分に名前を付けること」である。

分かりやすい名前がいいそうだが、自分で認識しやすい好きな名前を付けてみよう。

例えばギャンブルをしたくなる自分がいるのであれば「金捨て野郎」とか、甘いモノを衝動的に食べたくなる自分がいるんであれば「肥満マン」とか、悪いイメージが付いてくるようなものである。

それによって、悪い自分になることに対して意識が働くようになる。

まずは、自分の脳の状態をはっきりとさせること。これが「意志力を上げる」ための第一歩であり、人によってはこれだけかなり欲望に打ち勝つことができるようになるそうだ。

②「選択した瞬間」を振り返る

ダメな自分に名前を付けたら次は、

「どんなときにダメな自分が出てきたか」

「どんなときに目標を達成するための自分が出てきたか」 

を振り返るようにしよう。

意志力を強化するためには、まず自己認識力を高める必要がある。そのために、「自分がいつ、どのような選択をしたか」をはっきり意識できるようにするのだ。

世の中には誘惑が多く、しかもそれらは私たちの生活の中にしれっと紛れ込んでいる。そこに違和感はない。だからこそ、「私はこういったときに間違いを犯す」という認識を持つこと重要なのだ。

脳は変えられる

今は欲望に負けやすい脳だったとしても、私たちひとりひとりが必ず持っているこの“脳”というやつは、日々の生活習慣の中でいかようにも変えることができるそうだ。

こんな一文があった。

脳はまるで熱心な学生のように、経験したことを見事に学んで身につけるのです。たとえば、毎日数学をやれば、数学に強い脳になります。心配事ばかりしていれば、心配しやすい脳になります。繰り返し集中を行なえば、集中しやすい脳になるというわけです。

私はこれを読んだときに、非常に希望を感じた。

これはつまり、人は変われるということである。今の自分がどれだけダメであったとしても、繰り返していくだけで理想の自分に変わることができるのだ。

 

それにしても、「ダメな自分に名前を付ける」とはなかなかユニークな方法じゃないだろうか。今までそんなことは聞いたことがなかったので、私としてはかなり新鮮に感じたし、かなり効果を感じている。どれだけ今まで衝動的な自分に乗っ取られていたか実感している最中だ。

 

以上。

 

スタンフォードの自分を変える教室 (だいわ文庫)

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