俺だってヒーローになりてえよ

何が足りないかって、あれだよあれ。何が足りないか分かる能力。

a crowd of rebellionのように目的をはっきりさせることが本当の絆だ。

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a crowd of rebellion(ア・クラウド・オブ・リベリオン)というバンドをご存知だろうか。”群衆たちの反乱”という意味なのだが非常に中二の臭いがする。だがこいつらは売れる。すでに売れているかもしれないが。

まずは聴いてほしい。楽曲の破壊力が素晴らしい。音楽で頭を殴ってくる感じだ。

 

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男女ツインボーカル?

 

 

 

最初は何となくで聴いていただけだったので、その時は「なんか歌ってるやつがいっぱいいるな」ぐらいにしか思っていなかった。

だがこの楽曲の攻撃力に気付いてからはちゃんと聴くようになり「デスボイス担当の男」と「クリーンな女性ボーカル」のバンドだと把握していた。

しかし実は全員男性だったようだ。騙されていた。

高音の方のボーカルが小林亮輔、デスボイスの方が宮田大作という見た目やパフォーマンスとは全く相容れない地味な名前だ。完全に男である。

上の動画を観てもらえば分かるが、あえて分かりにくくしている節がある。

「あれ?もしかして男?」と思っても確認しようがないぐらい、長髪の方のボーカルの顔が伏せられている。暗くしてあるし、髪は顔にかかっているし。こりゃあ謎めいた感じで興味を引こうとしてやがるな。

いや、別に構わない。できる小細工はどんどんするべきだ。まずはコンテンツが腐るほどあるこの世の中で、自分たちに興味を持ってもらうことは本当に大事だからだ。興味を持たれなければ評価されることない。

大体にして、私たちはバンドに女性が混ざっているとやけに甘い評価してしまう傾向がある。女性がいると勘違いさせておくのはかなりいい作戦だ。

表現手段の多さ

今時ミクスチャーロックバンドなぞ珍しくもなんともない。だが、それにしてもここまでクリーンとデスの両極端を表現しきれるバンドがあっただろうか?

さらに極端なだけではなく楽曲の最後の方(3:25~)ではクリーンとデスボイスでハモっている。ムリがある。だがかっこいい。こういうのは結果論でしかないのだが、何をやろうとも観客に「かっけえ!」と思わせられればそれが正解なのだ。そんなことを可能してしてしまう表現手段の多さがこのバンドの最大の武器だと思う。

私の今のイメージとしては、上品になったマキシマムザホルモン。

 

ミクスチャーの良さというのは、音楽のいい所取りをできることだ。ひとつの楽曲の中で色んな味を提供することができる。 しかしこの取り入れ方が中途半端だと「ダセえ…」となりがちだ。やるなら振り切らないといけない。ジャニーズ楽曲とかGReeeeNは振り切っていないのでクソダサイし、なんなら気持ち悪さもある。

 

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バランス感覚を失わない

さらにミクスチャーとして成立させるためには「なんでも詰め込みました!」は厳禁だ。クソみたいな何の印象も残せない楽曲ができあがる。

また、ミクスチャーをやるならそれぞれの要素にバランスを持たせないといけない。「ステーキもアイスクリームも好きだから一緒にしてみました」では誰も美味しいとは感じないのだ。ちゃんとパートに役割を持たせなければいけない。意味がないといけない。

そして彼らの楽曲がなぜこんなにもちゃんと攻撃力を発揮しているのかというと、バンドとしての目的がはっきりしているからなのだろう。目的がはっきりしているからこそバランスも取れる。おかしなことをしないですむ。

武器は活かせ

彼らは自分たちの最大の武器を分かっている。小林亮輔のクリーンボイスだ。

これがあるからこそ彼らなのであって、「いや、このメンバーじゃなきゃ意味がないッス」的なツンツン感がない。ちゃんと役割を果たしている。

バカなバンドだと馴れ合いの末、どれを前に打ち出すのかがはっきりしなくなる。そうすると観客に響くものが薄まってしまう。またはまったく伝わらない。だがa crowd of rebellionは違う。クリーンボイスをいかに心地よく届かせるか、を目的としている。これは強い。これこそがチームワークだ。持っている武器を最大限に活かそうとするの本当に素晴らしい。そのための取捨選択も辞さない覚悟は勝負をする上で非常に重要だ。

みんなが主役なんてのはありえない。a crowd of rebellionには飾り物じゃない本当の絆を感じる。絆があるバンドはいい音楽を奏でるはずだ。

 

まだまだこれからの彼らだが、ぜひともミクスチャーバンドとして邦楽界を蹂躙してもらいたい。アイドルにバンドが勝てることは、偉大な先輩であるマキシマムザホルモンがすでに証明してくれている。

 

以上。

 

 


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