俺だってヒーローになりてえよ

何が足りないかって、あれだよあれ。何が足りないか分かる能力。

アーティストは清竜人の自由さを見習え

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 変態に学ぼう。

圧倒的な才能

私がこの男を知ったのはこのPVである。


清 竜人 - 痛いよ

私はこれを見て衝撃を受けた。

こんな才能がいたのかと。こんな歌声を持った人間がいたのかと。こんな独特なメロディーで勝負できる若手がいたのかと。この時、20歳である。恐ろしいまでの完成度だ。

やりすぎだろと突っ込みたくなるほど裏声を多用している。ともすれば「気持ち悪い」とまで思わされるかもしれないぐらいだ。しかし、これこそが彼の表現したい音楽であり、すぐにそれは理解できることだと思う。

正直イケメンではない。圧倒的なまでのパンスト顔。しかし声とメロディーは本物である。裏声は非常に使いどころの難しい発声法である。メロディーの一部に挿入する分にはアクセントになり映える。しかしここまでサビのほとんどを裏声にしてしまうのは、清竜人平井堅ぐらいだろう。

 

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とにかく極端

歌詞も非常に大胆だ。なんだ「痛いよ」って。見たことがあるだろうか、こんなにも力を持ったタイトルを。人の関心を引き寄せてしまうタイトルを。しかも狙ってやっているようには感じない。作品を作り、それに適したタイトルをつけたらこうなりました、という感じを受ける。

「痛い」という言葉を歌詞の中でちょろっと使う分にはいいと思う。普通の感性だと思う。しかしここまで「痛い」を全面に押し出して表現した楽曲は他にないだろう。

裏声といい「痛い」といい、この男は極端にやらないと気が済まないのかもしれない。

クオリティが落ちない

他の楽曲も見てみようではないか。


清 竜人 - ヘルプミーヘルプミーヘルプミー

垢抜けない容姿。舌っ足らずな歌い方。「ヘルプミー」という何の男らしさを感じさせない歌詞。そういうことだ。

 


清 竜人 - プリーズリピートアフターミー

こちらは7分超えの超大作。アニメーションまで駆使するこだわりようだ。所属のEMIが売りだそうと必死なのが伝わってくる。

ラップじみたことまでしてくる自由っぷり。何がすごいって、自然と楽曲の表現としてやってくるところだ。狙っているのではなく、必要だからやっているだけ。素晴らしい。

繊細さが溢れ出ている

どうだろうか。生半可な男ではないことが伝わったと思う。

彼の楽曲からは、彼の繊細さが溢れでており、壊れ物を扱っているような気持ちにさせられる。そして危うさのあるものに、私たちは関心を引かずにはいられない。

そんな彼の繊細さの極地はこの楽曲である。


清 竜人 - All My Life 【J:COMスマートテレビ「新しい生活」篇CMソング】

一部だけなのだがその破壊力は十分伝わると思う。

裏声。超ウィスパー。超繊細。これが彼の音楽を突き詰めたものだ。

そして気付いてもらえただろうか。彼の容姿である。

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一体何があったんだ。なんだその口ひげは。不良なのか。あの繊細そうな青年はどこに行ってしまったのだろうか。

まるで可愛がっていた一人息子がグレてしまったかのようなショックを受けた。

 

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変化は加速する

変わり果てた彼の姿を見かけたのは何かのインタビューだったと記憶している。あまりの容姿の変化に、記事の内容はまったく頭に入らなかった。確かインタビュアーも驚いていた気がする。

 

しかし彼の変化はここで終わらなかった。

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アフロである。口ひげだけに収まらず頭までもじゃもじゃになってしまった。

ここまで来るともうファンも諦めるというものだ。行ける所まで行って欲しい。

彼の考えていることは分からない。私たちファンに分かる確かなことは、「以前の清竜人はもう見られないだろう」ということだ。

アーティストに変化はつきもの

彼は本物のアーティストだと思うし、変態だと思う。だって今の楽曲を見てくれよ。


清 竜人25「Will♡You♡Marry♡Me?」Music Video

アイドルと一緒に踊ってるだぜ。見たことないだろ、こんなの。「痛いよ」との温度差が半端じゃない。しかもめっちゃ楽しそうにしてるし。

 

以前の清竜人を見れないことは非常に悲しい。彼の変化を受け入れられないファンも多いことだろう。いや、逆に付いていけたやつはおかしいと思う。

 

当たり前の話だが、アーティストとは表現者だ。表現することで生きている。

その表現はやらされていたり、上辺だけでやっても何の力も持たない。

アーティスト本人の心の底から出てくるからこそ感動することができる

 

そこいらの一般人はいつまでも同じことで楽しんでいられるかもしれないが、アーティストは違うだろう。彼らは常に新しいものを求め、自分の感覚を刺激し、新たなものを生み出す。その時どきによって好みや趣向か変化するのは至極当たり前のことなのだろう。

しがみついていたら進化できない 

 既存のファンへの感謝の気持ちからなかなか新たな表現へと足を踏み出せない。そんなアーティストもいることだろう。会社の方針からいつまでも同じようなことから抜け出せないアーティストもいることだろう。

そんなやつらは清竜人の捨て身具合を見習うべきだ。いや、もしかしたら清竜人からしたら捨て身のつもりもないのかもしれない。

常にただただ単純に「これをやりたい」と思ったことを突き詰めているだけなのかもしれない。凡人の私には彼の頭の中なんて理解できるはずがないのだが…。

 

選択とは何かを捨てる作業のことだ。その試練を乗り越えた者だけが、新たな地平に足を踏み入れることができるのだ。

 

自分たちの些細な持ち物にしがみつくアーティスト達よ。変化を恐れるな。

だけど清竜人ぐらい振りきれるのは勘弁してくれ。振り落とされる人間しかいないジェットコースターなんて誰も乗りたくはないだろう。

 

以上。