俺だってヒーローになりてえよ

何が足りないかって、あれだよあれ。何が足りないか分かる能力。

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ニセ勇者はいらない

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どうも、ひろたつです。

◯波に乗る人、それを見る人


最近、ブロガー界隈でnoteが大流行しています。当然のごとく、ポンコツブロガーである私はその波に乗り遅れています。というかそもそも「そんな高い波、怖くて乗りたくねーよ」という感じ。まあ、実力が伴わなければ仕方ないことです。私は確かに小市民ですが、できることとできないことは分かっているつもりです。

人気も実力もあって、それを利用してnoteで稼ぐってのはいい方法だし、それで儲けられるのであればやるべきでしょう。

ですが、人気も実力もない人が「今はnoteの時代だ!ブログなんて時代遅れ!」と乗っかるのは違うだろ、と思うのです。やっぱり身の程ってやつがこの世の中には残酷ですが、歴然と存在するんですよね。

大きな波が来た時に「よっしゃ行こうぜ!」と飛び出せる人と、それを見て「おおーすげー」となる人。
飛び出す人はかっこいいので、みんなそっち側に行きたいと思っちゃいがちです。

◯ニセ勇者だらけ


で、この「身の程を知る」ってことが凄い大事だと思うんですよね。背伸びをするのはいいけど、ヒドいのになると「嘘つき」と言いたくなるような状態になってしまう。

どうやらこの世の中は、優秀な人や有名な人に利益が集中するようにできているみたいです。
たぶん、ブログを書いて儲けようとしている人は、これを分かっているので「自分はこんなに凄いんだ!」「自分のようになろうよ!」的な訴えかけをすることで、自分を必死に虚飾します
私はこういう人のブログを見ると「あぁ、ニセ勇者みたいだな」と感じます。

実力や知名度が伴わないのに、必死で自分を「羨ましがられる存在」にしようとする。
ステップアップしたい気持ちは分かるのですが、それってただの嘘だと思うんですよね。

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◯得手不得手、能力の有無。色んな人がいる。


自分が大したことのない人間だと受け入れるのは抵抗があるでしょう。人はそれをプライドと呼びます。
私もそうですが、人はこのプライドってやつにがんじがらめにされています。こいつのせいで、せっかくの魅力が失われることが多いこと多いこと…。

私の持論で、「魅力=人間らしさ」というものがあります。

人を惹きつけるものは、優秀さや人気ではなくて、人間味そのものだと考えています。
だからヘタウマとかいう表現が存在するし、恥も外聞もなく努力している姿に心動かさられるんです。
余裕しゃくしゃくで生きている人なんて、見てても楽しくないですよ。むしろ気分が悪いくらい。そしてきっとそれは、私が人生を上手く乗りこなせていないから。

人には得手不得手があって、能力の有無をあります。色んな人がいます。
だから面白いのであって、こぞって優秀さを見せつけあってもつまらないです。つまらないってのは、世界で一番悪いことですよ。

色々さを生み出すことが大事なんじゃないかと。

◯自分の役割を見つける


炎上することで注目を集める人。
好きなことをやって生きていけるんだよと煽る人。
誰かをけなさないと生きていけない人。

面白さってやつは人間性とくっついていて、不謹慎さが隣りあわせなんですよね。
笑いは誰かを不愉快にさせることで成り立つことが多く、むしろ不愉快にさせるような極端な方が注目を集めやすい。注目を集めると儲けやすい。だからみんなやる。

このクソみたいな循環から私は距離をとりたいと思う。

毎日の仕事に唾を吐きながらも、愛する家族と自分のために働き続ける自分。
腐るほど時間をかけているのになかなか成長しないブログ。

上手くいくことなんてほんの一握りしかないし、私が人に誇れることなんてほとんどない。
だけど私にしかできないことがあるし、私からしか生まれない言葉ある。

きっとそれは誰にでもそうだと思う。
だからニセ勇者はいらない。