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俺だってヒーローになりてえよ

圧倒的な読書量と端から忘却していく貧相な記憶力、ふざけた文章を駆使するポンコツブロガー。 同情されているのか、やたらとオススメ本や漫画が売れている。月間250冊以上。 バカなことを書いて怒られること多し。

なんてこった…まさか優勝するなんて。U-23がリオ五輪アジア最終予選大会で優勝という快挙!【寸評付き】

リオ五輪


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ジャガーポーズ、相変わらずカッコ悪かったけど最高でした!

 

◯なんか優勝しちゃいました

どうも、ひろたつです。

まさかここまで登り詰めるとはね…。

今大会はリオ五輪アジア最終予選と兼ねて、U-23選手権が行なわれています。なので、今回は予選なのに決勝という訳の分からない流れになっているんですね。大のサッカーファンである私ですが、そんな私でももう燃え尽きた感があり、決勝に対する情熱はあまりありませんでした。イラクとの準決勝が面白すぎたというのもあるでしょうね。

ただ世論と選手達はそうでもないみたいで、あらゆる場所で「因縁の対決!」とか言われていました。私の周りでも会社の同僚が「韓国なんてラフプレーばっかりの卑怯なサッカーをしてるんだから、負けたくないよね」的なことを言っていました。

私は日韓W杯の時はまったく興味がなかったのですが、それでもあの時の韓国の悪評は耳に届いていますし、例の動画も散々見ました。

ですが、私が見るようになってからの韓国は、政治的主張は強いものの全然ラフプレーなんかせず、むしろ紳士的な良いサッカーをしているように感じました。みんな色眼鏡で見過ぎですね。


◯しかも逆転勝ち

韓国はこれまでの五輪8大会の予選でいまだかつて負けたことがなかったそうです。36戦無敗。これは凄まじい記録ですね。

対する日本はというと、これまでの戦績は知りませんが、このチームは発足から先制した試合しか勝ったことがないそうです。どれだけメンタル弱いねん。

そんな不安たっぷりな前評判だった両者ですが、試合を動かしたのはまず韓国でした。というか、今大会で日本が主導権を握ったことはありません。
試合開始から何度もディフェンスラインの間を狙ってパスを出していた韓国が前半で1点。これは一度、岩波に当たっていたので不幸と言えば不幸でしたが、完全に韓国のペースでしたからね。取られても仕方がないでしょう。
そして韓国が1点リードのまま前半終了。いつも通り逃げ切りを予定していたであろう手倉森監督は、後半からカードを切らざるをえませんでした。オナイウOUT⇒原川IN。これは選手間が狭くなっている状況で、オナイウだとボールキープはできるものの、他の相手選手が寄せてきてしまうので意味がないからでしょう。それにたびたびオナイウはDFラインまで降りてきて守備に奔走してましたからね。これではオナイウが活きてきません。
その点、原川は狭いスペースでも打開できる技術がありますからね。韓国の中盤を切り裂く狙いがあったのでしょう。

そして後半開始2分後。ゴール正面でボールを受けた韓国選手が追加点を決めます。この時点で私はもう勝利を諦めました。

その後も同じような形からピンチを迎える日本。耐え切れなくなった手倉森監督はカードを切ります。2点差ですからね、なりふりかまっていられません。いまいち輝きを放てなかった大島に変えて浅野。完全に「攻撃に行け!」というメッセージでした。

手倉森監督のメッセージを理解したのか選手達は一気に攻撃に転じます。そして浅野投入の7分後、矢島からの鋭いパスを浅野がテクニカルなワンタッチシュート。これがゴールの右隅に決まり、日本が1点を返しました。
持ち前のスピードを生かしたゴールではありませんでしたが、ゴールハンターの名にふさわしい素晴らしいシュートでした。いやー、あんなのも出来るんですね浅野は。びっくりびっくり。

ノッてきた日本はその僅か1分後、左サイドをえぐった山中のクロスにさきほどアシストしたばかりの矢島がドンピシャのヘディングで合わせゴール。これにはキーパーも見送ることしかできませんでした。

同点にされて静まり返る韓国サポーター。焦る韓国選手達。サッカーは2-0が一番危険なスコアだと言われますが、お手本のような展開になってきました。最初は落ちついて日本陣内を切り裂いていた韓国ですが、焦りのためか上手く繋がらなくなってきました。

そして遂にその瞬間が。

後半36分。中盤でパスを受けた中島がボールを少し運び、浅野を確認すると速めのパス。足元で受けた浅野はこれを相手選手を背負ったまま反転(これができる選手が少ない!)。そのままシュートを放つとゴールの右隅に決めました。

これで3-2。日本は逆転に成功。そのまま試合は終了。

日本はU-23選手権にて、優勝とリオ五輪への切符を手にすることができました。


◯結果を出したやつは偉い

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あまり数字だけで選手を評価したくないのですが、1G1Aを叩きだした矢島を語らないわけにはいかないでしょう。

拮抗した試合での先制点も大事ですが、負けていた試合での同点弾も非常に価値があります。追いつかれた側と追いついた側では勢いが違いますからね。特に今までの日本は逃げ切るサッカーばかりだったので、矢島の同点弾は余計に価値があったと思います。

1点目に関しては浅野の技術がもの言ったと思いますが、2点目は本当に素晴らしいです。あれで試合の空気が完全に変わりましたね。矢島偉い!頭がモサモサのイメージしかないとか言ってごめんなさい。

それほど目立ったプレーをしていたわけではないのですが、試合を決定づけたという意味で彼をMOMに認定したいと思います。

◯目を覚ましたジャガー

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う~ん、何度見てもダサいですね。ジャガーポーズ。

こんな三枚目感も浅野の良さですね。まったくイケメンではないので、これでいいんです。

途中出場で試合を決めるジョーカーとしての役割を期待されていましたが、正直ここまではあまり持ち味を出しきれていませんでした。片鱗は見せてましたけどね。

ただ今回の試合ではもう浅野様様でした。あんな難しいシュートを2つも決めてしまうとは…。あの決めっぷりは完全に寿人そのものでしたね。小柄でも身体の強さと得点感覚でゴールを量産するという。

リーグ戦が終わってすぐの今大会だったので、結果が出ていなくても仕方がないかと浅野の活躍は諦めていたのですが、ここへ来ての大爆発。やっぱりジャガーは持ってましたね。
ひとつ残念なのはこの場所に野津田岳人が立っていないことですね。彼も非常に貴重な選手なので、最終予選という舞台でチームメイトの浅野と戦いたかったでしょうし、浅野も同じ気持ちでしょうね。

◯寸評

GK櫛引政敏・・・2ゴールは割られたものの、それでもビッグセーブは何度も見せてくれました。清水圭みたいな顔ですけど好きになりました。(関係ない)

DF岩波拓也・・・PA付近で相手選手にアフタータックルをしたのはイマイチでした。今大会では「そこでそのプレーか?」というシーンが目立った印象。ただ前線へ球の供給ができる貴重なCBなので持ち味を活かしつつ、守備力を上げてもらいたいです。

DF植田直通・・・相手FWに何度も競り勝ち、途中で韓国選手が2人倒れて痛がっているのに植田が平然と前を向いていたシーンが印象的でした。マジでジャイアンみたいでした。これは大物になるぜ~。楽しみ!

DF室屋成・・・個人的に今大会一番の収穫でしょう。素材は一級品なのですぐに活躍して海外に羽ばたいてほしいです。プレーの端々からインテリジェンスを感じるので、期待大です。ただしSBなので怪我だけは心配。特に鋭い切り返しが得意なようなので怪我しやすそうです。無事にキャリアを積んでくれることを祈ります!

DF山中亮輔・・・大会中を通して左サイドを切り裂いてくれたSBは同点弾をアシスト。こいつも輝いていますね。室屋に比べるとイマイチな印象でしたが、結果は残しているんですよね。あとは守備かなぁ?

MF遠藤航・・・期待されていなかったチームを優勝まで導いたキャプテン。本当にお疲れ様でした。正直、そこまでスーパーなプレーは見れませんでしたけど、それでも遠藤がいて助かったシーンは数えきれないほど。何度も言いますけど長谷部と姿がダブるんですよね~。このままその高いキャプテンシーを活かして、さらなる高みにチームを引き上げてもらいたいものです。

MF大島僚太・・・今大会で持ち味が一番発揮できなかったのではないでしょうか?サウジアラビア戦のミドルは半端じゃなかったですけど、あれは大島に求めているのとは違いますしね。いや、最高なゴールでしたけどね。

MF中島翔哉・・・あれ?イラン戦でケチャップ出し尽くしちゃったのかな?個人的な期待が大きいだけにがっかりでした。こいつの場合、アシストだけじゃ物足りません。圧倒的な力の差を感じさせて欲しいんです。それだけのポテンシャルがある選手ですからね。

MF矢島慎也・・・試合をひっくり返した選手です。MOM。素直にありがとうと言いたい。

FWオナイウ阿道・・・試合展開のために犠牲になりましたが、献身的なプレーは光っていました。ゴールの匂いがしないのは改善の余地あり。

FW久保裕也・・・身体の強さはないものの、相手が嫌がるところを果敢に攻めていました。数少ない海外組ですし、これから世間の彼に対する期待はさらに高まることでしょうが、あの精神力の強そうな顔を見れば、そんなことを心配しなくても大丈夫そうです。

MF原川力・・・リオ五輪への切符をもぎ取ってくれた今大会最大の立役者。相変わらずのポリゴン顔でしたね。韓国戦で見せ場はなかったかな…?

FW浅野拓磨・・・決勝になってやっと本領を発揮した若き点取り屋。そのポテンシャルを遺憾なく見せてくれた試合でした。この爆発力を保ってくれるのであれば、ロンドンのときの永井のようになれるかも。

MF豊川雄太・・・試合終盤で投入されましたが、落ち着いて試合をクローズする役目に徹してくれました。特にあの終了間際の相手選手にぶつけて何度もスローインにしたプレーは、敵だったら最悪な時間でした。偉い。

◯リオまであと半年

リオ五輪の開催は8/5です。あと半年しかないんですね。

私はサッカーをやったことがありませんし、選手の気持ちとか感覚もまったく分からないのですが、それでも半年は短いと想像できます。たった半年では選手も成長しないでしょう。
なので望むべくは、このまま選手達が好調を維持して怪我なく五輪に臨んでくれることですね。メディアではルックス的な意味合いで南野をエースと祭りあげていますが、実際のところこのチームにスター選手はいません。地味ながらも我慢して勝つ、という方針です。なのでひとりひとりのコンディションがそのままチームの力に影響しますからね。特にDFのメンバーとか…。
場合によってはネイマールを相手にしなくちゃいけないかもしれないんですからね。ネイマールなんかA代表から4得点奪っている男ですから。通算じゃないですよ、1試合で、ですからね。
ただそうなるとネイマールとマッチアップするのは室屋なんですよね。それはそれで観たいかも…。切り裂かれるのは見たくないですけどね。

これからOA枠の話とかでも盛り上がることでしょう。

あと半年。ファンとしては待ち時間になるのでヒジョーに長い時間に感じそうですが、色々と妄想して楽しみたいと思います。U-23のように我慢して乗り切るとしましょう。

選手達、監督、そしてスタッフの方々、本当にお疲れ様でした。そしてリオ出場おめでとうございます。日本の連続五輪出場という系譜を無事に継いでくれたこと、心より感謝申し上げます。