リーダー歴10年を超える私が語るリーダー論です。
◯始められる人がリーダーになる
仕事で新しいアイデアを思いついたとします。新しいルールでも良いでしょう。それを最初にやるのは大概がその職場のリーダーになるでしょう。
日本人は恥ずかしがり屋が多いので、一番になって注目されることを苦手とします。
それはおっさんになっても、役職が付いたところで変わりはありません。なのでもし、その職場でリーダーの役職が付いている人よりも先にチャレンジできてしまう人がいたとしたら、肩書などは関係なしに空気がその人をリーダーとしてしまいます。
◯プライドが高くなると始められない
おっさんになっても恥ずかしり屋は治りません。これは挑戦し続けた人間だけが体得できるものです。
恥ずかしがり屋を克服できなかったおっさんは
「君は若いんだからもっとチャレンジしなさい」
そんな風にかっこつけた言葉を使って、若手を盾に新しいことを始めようとしたりします。これは完全にリーダー失格です。誰も付いてきません。もし付いてくる後輩がいるようなら、きっとそいつは仕事ができない、肩書だけでしか人を判断できないような輩でしょう。
時間はおっさんの中で恥ずかしがり屋をプライドというバケモノに変えてしまいます。こうなると手がつけられません。どこかで派手に鼻をへし折られないとダメでしょう。私は今までたくさんのそんなバケモノを目にしてきました。
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◯普通にしていることが大事
とはいえ、最初に始めることに抵抗があるのも事実。ただ始めるだけで周囲の人が付いてくるとは限りません。むしろ様子見をする人が多数でしょう。
そんな時は最初に始めた人がいかにも「これは普通なことですよ」という顔で堂々とやるのが有効です。
こうすることで周囲に「私もやらなきゃ」という空気ができあがるのです。空気に日本人は弱いですから。
中にはリーダーの気持ちを感じ取ってくれる人もいます。「リーダーがあえて先陣を切ってくれてる。私も続かなきゃ、恥をかかしちゃう!」といった感じですね。
分かりやすい例を出すと、イベント会場とかでの拍手ですね。誰かが普通にやり始めるまではちょっと抵抗があるでしょ?そういうことです。
◯誰もついてこない?
誰もついてこない場合がたまにあります。それは「すでに信頼を失っている」場合です。
正直これはキツイですね。私も何度か見たことがありますが、信頼を失った人が「さあやろう!」と号令をかけて、意気揚々と始めても誰も続かないという状況。完全にスベってましたね。お笑い芸人がスベるのよりもさらに悲惨な空気が場に満ちます。
こうなると挽回するのはなかなか難しいですね。裏で嫌われている分にはまだ周囲に遠慮がありますけども、正面切って付いてこないというのは、完全に拒否されてるってことですからね。
信頼を取り戻す方法!なんて私には簡単に語れないので、もしそんな方がいたら『7つの習慣』とか読んでみたらどうでしょうか?まあこれにも「信頼を失ってはいけない。信頼残高を築きなさい」と書いてあるので、役立つかは疑問です。職場を変えるのが一番じゃだと思います。
7つの習慣-成功には原則があった! | ||||
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