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俺だってヒーローになりてえよ

圧倒的な読書量と端から忘却していく貧相な記憶力、ふざけた文章を駆使するポンコツブロガー。 同情されているのか、やたらとオススメ本や漫画が売れている。月商30万円ぐらい。 どうぞよろしく。

GET SPORTSでリオ世代の特集を3週連続で放送。今回は川崎フロンターレの大島僚太!



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リオ五輪特別連続企画の第三回となりました今回は川崎フロンターレ大島僚太です。

普段、Jリーグを観ない(観れない)私ですが、それでも大島僚太の名前は届いています。リオ世代の中でも数少ないチームで主力を張れている選手です。中村憲剛二世の呼び声が高い、稀代のゲームメイカーの実力とは?

◯番組内容

先週、川崎フロンターレの練習場で中西(サッカーライター)が熱い視線を注ぐ先には、リオ五輪出場を目指す22歳以下の日本代表候補がいた。

ボランチ大島僚太22歳。

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中西「プロになってから5年経ちましたけど」
大島「早かったですね」

中西「でもそういう中で成長は感じているんじゃないですか?」
大島「そうですね。色々な課題を克服してきているなと思います」


プロ五年目で22歳以下の日本代表候補にまで名を連ねるようになった大島だが、プロになるまでには他の選手と異なる道を駆け上がってきた。

静岡で生まれ、6歳でサッカーを始めた大島。高校は三浦知良をはじめ、数々のプロサッカー選手を輩出してきた静岡学園高校へ進学した。
高校3年生の時には10番を背負いボランチとしてプレーした。だが、プロからの声は掛からず大学進学後はサッカーを辞めようと考えていた。

中西「プロになりたくなかったんですか?」
大島「大学を挟んでプロになれる自身はなかった。もうサッカーは真剣にはやらずに終わろうかなとは思ってました」

中西「じゃあフロンターレから誘われてなかったら大学でサッカー部には入ってない?」
大島「そんな感じで自分はイメージしてましたね」


高校でサッカーは終わり。そんな決意をもって望んだ最後の試合で運命を大きく変える出会いがあった。

この試合で大島は高校生離れした技術を次々と披露。するとたまたま母校の応援に来ていたOBの目に留まる。
男の名前は向島建川崎フロンターレのスカウト担当だ。

向島「非常に驚きというか、これまで把握できていなかった自分にショックだった」

たった90分の試合ですっかり大島に惚れ込んだ向島。だがすでにチームは翌シーズンの新人を獲得し、補強は終了していた。それでも向島はフロントに直訴。

向島「なかなかこういう選手は出てこないし、お目にかかれないですよって所でずっと言ってたんですよね」

向島の熱意に押され、フロントはしぶしぶ大島を練習試合でテストすることに。
すると大島はプロにまったく引けをとらないプレーを発揮。当初獲得するつもりのなかったフロントはこれで考えを一新することとなった。

向島「監督も含めて『この選手だったら全然いける』、もう誰もが見てもこの選手は獲りだね、すぐに獲ろうとなった」


こうしてひとりのOBとの出会いと熱意のおかげで大島は川崎フロンターレに入団。今やチーム不動のボランチと成長した。

そんな大島の特徴を示すある数字がある。
これは相手エリアでのパス成功率のランキング。



1位 大島僚太 90.4% 1426本
2位 中村憲剛 85.0% 1815本
3位 大谷秀和 84.8% 1023本
4位 遠藤保仁 84.6% 1238本
5位 柏木陽介 80.9% 1128本



1400本以上のパスを出しながら成功率は90%を超えてなんとJリーグ1位。そしてその正確なパスはチームの得点源にもなっている。

今シーズンゴールの起点ランキングでも14回で、同じチームメイトの中村憲剛に続いて2位に付けている。



1位 中村憲剛 15回
2位 大島僚太 14回
3位 柏木陽介 11回
3位 遠藤保仁 11回
5位 齋藤学   10回
※ゴールの2.3プレー前 セットプレーを除く



ではなぜこれほどまでに正確かつ得点に繋がるパスを供給できるのか?

大島「まずしっかり止めることを考えて、トラップの重要性ですね」


大島僚太の武器- トラップ

大島はパスを出す前のプレー、トラップが正確なパスに繋がっていると言う。

チームでボランチを組む元日本代表の中村憲剛も絶賛する。

中村「トラップはすごい正確でボールの置き方もすごくいいですし、一緒にやっていて上手いなぁ、とビックリすることもありますね」

大島「まずはピタッと止めることが大事だと思いますし、止めることは中学高校でやったし風間さんになってからもすごく止める蹴るの練習はするようになったのでそこからだなと思います」

そこで中西はある試合にワンシーンに着目した。
その試合では大島の正面には小林悠が相手DFを背負って立っていた。そこに縦パスを入れようと考えたが、右サイドにいたエウシーニョが「僚太!」と声を掛けてきたので、小林悠の脇のスペースにすぐさま目標を切り替えてパスを供給した。

この時、大島僚太はパスを受けたときに軸足を浮かせてトラップしていた。

大島が語る軸足を浮かせるメリットとは?

①ボールの勢いを殺せる
②ジャンプすることで体の余計な力が抜ける
③前のめりにならずに視野が広がる

ジャンプをすることで体の余計な力を抜きボールの勢いを殺し、顔を上げることで視野を確保しているのだった。

こうした足を浮かせたトラップからパスを供給するボランチ。そう大島は影の立役者なのだった。

中西「僕は前にボランチをやっていたのでよく分かるんですけど、プレッシャーが360°じゃないですか?ボール受けるの怖かったんですよ(笑)あれだけボールを貰うことを恐れずになるのはなぜなんですか?」
大島「もちろん、味方のサポートもあって出しても止まらないですぐに来てくれますし、ちょっと鈍感な部分もあるというか…」
中西「鈍感!?」

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ゴールの裏に大島あり。

縦横無尽に駆けめぐるボランチの原石が日本をリオ五輪へと導く-。



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◯ここまでの活躍とは…

具体的な数字を知らなかったので「大島僚太っていい選手なんでしょ?」ぐらいの認識しかなかった私ですが、まさかここまでの活躍をしていたとは驚きです。相手陣内でのパス成功率1位って22歳でこれはヤバいでしょ。データー大好きなハリルがよく放っておいてるな。そしてこんなにいいパサーを2人も抱えているのに優勝でいない川崎フロンターレのエンタメ性よ…。

いや、でも本当にすごい数字ですよ。これで体格的に恵まれているとかなら分かるんですよ、相手陣内でボールを失わなかったり、ミスが少なかったりするのは。だけどwikiで見ると168cmしかないんですよね。170もないなんて今どきのサッカー選手としてはかなり低い部類ですよ。こうなると中島翔哉みたいに相当体幹を鍛えまくっているか、センスが炸裂しているかのどちらかですね。この取材を見る限りじゃ後者のようですけど…。
 

◯やっぱり基本なのね

プレーに関する話をサッカー選手に訊くと、基本が大事的な話しか聞きません。スポーツで大成する人間ってのは基本を究極まで突き詰めた人間なのかもしれませんね。
音楽とかアーティストなんかだともっとトリッキーな面白い話が聞けるのですが、ことサッカー選手に関しては面白い話が聞けたためしがありません。それがいいか悪いかは別として、メディアが注目しづらいのも分かる気がします。
だって同じような話をテレビで流しても仕方ありませんからね。

それでも今、スポーツに励んでいる子供達にはいい刺激になるんじゃないでしょうか?スポーツに限らず大抵の分野で基本はつまらないものですが、重要であり必須です。それを怠ると取り返しのつかない失敗をしたり、認めてもらえなくなってしまいますから。そういう私も吹奏楽の基礎練が大嫌いでした。だからきっと上手くならなかったのでしょう。凡人の壁である。
 

◯今週でおしまい

3週に渡って放送されたGet Sportsのリオ五輪特別企画も今回で終了となりました。サッカー特集はなかなかお目にかかれないので非常に残念です。特に今の五輪世代なんて試合にも満足に出ていなかったりするので、選手の人となりがまったく分からないんですよね。
サッカーは試合がメインですけど、そこに選手の生い立ちとかドラマがくっつくと最高にエキサイトできますし、感情の揺さぶられ方が段違いですから。エンターテイメントってのはどれだけ感情を動かすかが鍵ですから、テレビ朝日はリオ最終予選の放送も控えていますし、もっと選手の特集を懲りずにやってください。

二万円も貰えるのになんでやらないの?