俺だってヒーローになりてえよ

何が足りないかって、あれだよあれ。何が足りないか分かる能力。

知り合いに勧めて好評だった小説10冊目『穴 HOLES』ルイス・サッカー

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◯掛け値なしの最強児童文学作品

この作品、知名度はかなり低いでしょう。良質な作品を多数話題に上げている2ちゃんねるでもこの本の話は見たことがありません。
私は敬愛する作家、森絵都さんがこの作品を「生涯最高傑作」と絶賛しているのを何かのインタビューで拝見して知りました。正直な所、児童文学にそこまでのクオリティは期待していませんでした。どれだけ素晴らしい作品だとしても、言っても子供騙しだろう、と。
もしくは、プロにしか分からないような芸術性の高い作品なんだろうな、というのが読む前の私の予測でした。

しかし読んでびっくり。

なんでこの本が有名じゃないんだ…? 

とにかく面白い!話の展開は知らない方が絶対に幸せです。確かに児童文学なのでしょうが、これを子供の時に読んでしまったら他の本を読んでも感動できない子供になってしまうんじゃないでしょうか。それくらい他の作品を圧倒しています。これは凄いですよ。

◯日本での知名度が低いだけ

それもそのはずで、出版されたアメリカでは累計350万部の大ベストセラーになっています。児童文学でこれは驚異的な数字ですよ。子供にしか読まれていなかったらとても達成できない数字でしょう。
日本で流行る海外作品なんて数限られていますから、他にも良質な物語が埋もれているのかもしれませんね。誰か教えて下さい。 

こうやって本のプロである作家の勧める作品ってのは敷居が高い印象があったのですが、この『穴 HOLES』は本当に当たりでしたし、自信を持って皆さんに勧められる作品です。知らない作品だとなかなか食指が動きにくいかもしれませんが、ただ単に日本での知名度が低いだけですから安心して下さい。

 

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◯内容紹介

「BOOKデーターベース」より


無実の罪で少年たちの矯正キャンプに放りこまれたスタンリー。かちんこちんの焼ける大地に一日一つ、でっかい穴を掘らされる。人格形成のためとはいうが、本当はそうではないらしい。ある日とうとう決死の脱出。友情とプライドをかけ、どことも知れない「約束の地」をめざして、穴の向こうへ踏み出した。 
 

う~ん、この児童文学感。確かに内容紹介と観点では本文と合っているのですが、全くこの作品の魅力が伝わってきません。やっぱり良作は読まないとダメですね。

それにしても、初めてこの作品のアマゾンレビューを見たのですがやっぱり賞賛の嵐ですね。これを読んでガッカリという人はかなりの少数派でしょう。

児童文学なので、過激な暴力描写やエロもドラッグなんてのもこの作品には登場しません。大人向けであればそういった分かりやすいアイテムを使ってエンターテイメントにするのでしょうが、この作品では違います。
もっとエンターテイメントも本質の部分で私達を魅了してくれるのです。むしろ大人向けの小説ばかり読んでいる人の方が楽しめるかもしれません。

以前から言っているのですが、小説を楽しもうと思ったら同じジャンルで固めるのは良くないです。水戸黄門状態になってしまうんですよね。お約束を楽しむようになってしまう。これでは最高の小説体験を出来ません。もっと手広く様々なジャンルに挑戦した方が充実した小説ライフを楽しめるってのもんです。

参考はこちら⇒1000冊以上読んだ私が教える、面白い小説を見つけるための5つのポイント 

埋もれた名作をぜひ…!

穴 HOLES (講談社文庫)

ルイス・ サッカー 講談社 2006-12-15
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