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アメリカの化け物アカペラグループ "Pentatonix(ペンタトニックス)"に心酔しなさい

pentatonix

 

どうも。

アメリカの化け物アカペラグループを紹介しようじゃないか。

看板商品 

こちらが一番人気のカバー曲「Daft Punk」である。現時点で2億回再生を超えている。とんでもない奴らである。

早速ご覧頂こう。



この完成度たるや…。メンバー達はほとんどが20代前半。いやあ、末恐ろしいというかなんというか。

知っている方も多いかもしれないが、この楽曲に機械は一切使用していないそうだ。全てアカペラ。つまり人間の口だけで奏でられている。にわかには信じがたいかもしれないが、音をよくよく聞いてみると確かに人間の発声だと気付かされる。化け物である。


動画の楽曲は「Daft Punk」と書かれているが、これは原曲を作ったユニットの名前である。
Daft Punkの楽曲をメドレーにアレンジしたものということである。

一応、原曲のひとつがこちら。



いかにもなディスコサウンド。後ろのロボットみたいな二人がDaft Punkである。一体何者なのだろうか?

この感じは日本で言うところのm-floみたいなものだろう。色んなアーティストとコラボして楽曲を多く製作しているようである。

私は最初、彼らPentatonixのことを「Daft Punk」というグループなのかと勘違いしていて、そのままCDをレンタルしてしまったことがある。

思っていたのと全然違う音楽で「なんじゃあこりゃぁ!」となったのは懐かしい思い出だ。

皆様はぜひお気をつけいただきたい。


ダウンロードはこちらから



 

構成力がケタ違い

曲展開がコロコロが変わるのに(違う曲に変わっているのに)それと感じさせない構成力には脱帽である。歌唱力ももちろんであるが、彼らの最大の魅力はこのアレンジ力にこそあると思う。自分たち五人の魅力を余すことなく表現できる構成になっている。

またサウンドの作り方も凝っていて、非常に新鮮な聞き心地である。この音楽的快楽はなかなかのものだと思う。 

メンバー紹介

グループ名のPentatonixというのは音楽用語で”5つの音”という意味だ。なのでメンバーも5人である。


スコット・ホーイング

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こちらの兄ちゃんである。えーと、wikiによると彼がグループのリーダーだそうだ。

歌唱力が並外れている男だ。いや、メンバー全員歌唱力は半端じゃ無いのだが、この男が一番やばいだろう。
声も倍音出まくりで羨ましい限りだ。こればっかりは才能である。

彼らの歌声が機械を通したように(加工されたように)聞こえるのは彼の声質のせいでもある。

メンバーのミッチと「スーパーフルーツ」というクソださい名前のユニットを組んでいるそうだ。ご愁傷様である。


カースティン・マルドナード

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こちらのミステリアスな姉ちゃんである。可愛い。

グループの紅一点の彼女。紅一点は勝手に可愛く見えるものだが、彼女の場合は普通に可愛いので、ちゃんと実力である。

普通こういうグループの場合、女の子がメインになるものだが、周りの男性陣が凄すぎて脇役になっている。

しかし、彼女の歌唱力も本物であるのは間違いない。片側の口角を上げる歌い方は何とも言えないクセで素敵である。

 

ちなみに普段はこんな感じ。

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ぽっちゃりしている。悲しい。


ミッチ・グラッシ

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語彙が少なくて申し訳ないが、こいつもヤバイ。

動画を見れば一目瞭然だが、とにかく高音・高音・高音。どんだけ出るんですかあなた?という感じだ。完全に女の子である。私が敬愛する小田和正もびっくりだろう。

たまにこういうイカれた音域の男性ボーカリストがいるが、これは完全に才能である。いくら練習しようとも手に入れられるものではない。

元いじめられっ子だったそうだが、もう関係なさそうである。彼の才能は誰もが認める所であろう。

ちなみに腕や胸にタトゥーをいっぱい入れているそうだ。中には魔女の宅急便の黒猫ジジもいるそうな。私はタトゥー肯定派なので余計に彼のことが好きになった。



アヴィ・カプラン

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低音ボイスを響かせる最年長の彼。最年長というだけで好感を持ててしまう私はもうおっさんである。胸を張って生きていこうじゃないか。

低音パートは目立たないのが常だが、こやつは違う。存在感が溢れ出ている。

Duft Punkメドレーが機械じみて聞こえるのは、何を隠そうアヴィの仕業である。
というのも、彼の特殊な発声法が大きな要因なのだ。

こちらの動画を御覧いただこう。



ホーミーという特殊発声法で、モンゴルなんかが確か有名だった気がする。
これだけに限らず、楽曲のそこかしこで彼の技が炸裂している。風の音とか。

動画で口の動きを確認しながら見てみると、色々と発見があって面白い。


ケヴィン・オルソラ

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こいつも只者ではない。サングラスからして只者ではないのが分かるだろう。一体どこのブランドなんだそれ。完全に戦隊物だろ。

単なるヒューマンビートボックスに聞こえるかもしれないが、彼の出す音は非常に綺麗です。音がこもっていないのだ。これくらいの音を出せないと他のメンバーと釣り合いが取れないかもしれない。

彼の音が一番人間離れしていると個人的には思っている。

ちなみに一番最後に加入したメンバーだそうだが、彼がメンバー達の目に留まるきっかけになった動画がこちらである。

度肝抜かれること請け合いだ。



元々はチェリストだったである。このパフォーマンスは素晴らしい!!
日本のアメリカ領事館で演奏したこともあるとか。そこまで本物の方だと私のような素人には何も言えることはない。ないのだが、あえて言わせてもらうと、楽器で食えるような輩ってのは化け物しかいない。これは間違いない。

私も高校時代に吹奏楽で全国レベルでしのぎを削ってきた人間なので、音楽にはそれなりに精通しているが、プロと呼ばれる人間は本当に化け物しかいないのだ。才能プラス努力を努力と感じない才能がある連中だ。

さあ、彼らにはこれからも最高の”ペンタトニック”を奏でてもらいたいものである。

 

※追記

遂に我らがPerfumeのカバーをしてくれた。しかも日本語で歌ってくれるというなんとも贅沢な仕様である。最高だ。


Pentatonix - Perfume Medley [FULL AUDIO] [NEW!]

カースティンたちの日本語の上手さにビビらないだろうか?

基本的に歌が上手い人というのは、耳が優秀なのだ。耳が優秀だからこそ、自分の出している音を調節できるし、改善することも可能なのだ。逆に音痴な人というのは耳が悪いと言える。

なので耳が優秀な彼らが外国語を発音するのが得意になるのも、まあ当たり前の話といえばその通りである。発音を聞き分けられる耳があるからこそなのだ。