この記事は、
「色々読みたい本はあるけど、時間が無い」
「本を読むのは苦手だけど、中身に興味はある」
「話題の本を理解した気になりたい」
という方のために本の内容を1分間で読めるようにまとめたものである。無理矢理まとめている。
記事の内容は…
①本の内容を1分間で読めるようにまとめたもの
②雑談に使えるエピソード
③私の感想
となっている。
一冊の書籍を1分間で読めるようにまとめるためにはかなりの大部分を取捨選択しなければならない。というか捨てる部分がほとんどである。
それでも紹介する書籍の一番美味しい部分、つまり本の”サビ”を伝えることはできるかと思う。 また、私は読んだ本に載っていた面白いこぼれ話やエピソードに目がない。こういった話が大好きな方もいると思うので、一部だけ紹介したいと思う。
限られた人生をムダにしないためにも、この記事を参考にしていただけたら幸いだ。
ではどうぞ。
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①1分間で分かる羽生善治『直感力』
・考えて考えて模索した経験を積み重ねると直感になる。
・直感が働いても自分の直感を信じることができないと意味がない。
・「好み」というものが自分自身の価値観の正体。また多様な価値観を価値観を持つことが直感につながる。
・余白がないと直感は働かない。ムダや何も考えない時間も大事な要素。
・勝負師として重要なのはムリをしないこと。
・自分が考えていたことを後から思い出せるようなときは、あまり集中できていない。
・モチベーションは天気のようなもの。上がらない日があるのも仕方ない。そんなときは「底を打ってみる」。それ以上下がらないところまで行けば、あとは上がるだけ。
・分からないことをやってみるから面白い。大人は効率を求めがちなので、分からないことや疑問を見ないようにしてしまう。
・自分の人生は限られている中で、本を読んで得られるものは大きい。
・若い人のほうが斬新な発想ができるのは「割り切り」が上手だから。歳をとるごとに愛着のあるものが増えて割り切りが下手になってくる。若い人に見習うべき。
・不調というのは、まだ成果や結果が出ていない状態のこと。進んでいる方向が正しくても、ただ単に結果がまだ出ていないだけかもしれない。
・このまま進んでいてもいいのかと不安になったときは「経験のものさし」を使う。自分が今までやってきたことで、結果が出るまでにどれくらいかかったのかを思い出してみる。それが基準になる。
・早くあきらめた方が自分の中に大きな痛手を負わない。まぐれを期待して粘ることはストレスが溜まる。
②雑談に使えるエピソード
特にありませんでした。
③『直感力』を読んだ私の感想
これはビジネス本ではない。羽生さんのエッセイのようなものになる。
勝負の世界の第一線に身を置く羽生さんの書籍なので、私達が生きていく上でのヒントに溢れてはいるが、決してそれを伝えることを目的とした本ではない。
日々、羽生さんがどのような意識で将棋に望み、どうやって進んでいるのか?そしてどうやって悩みと戦っているのかなどが非常に落ち着いた文体で綴られている。
羽生さんのインタビューなどをご覧になった方は多いと思うが、彼はとても丁寧な喋り方をする。
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文章もそのままの感じで、とても読みやすく、心にすっと入ってくる。難しい言葉を使うわけでもなく、それでも羽生さんが足を踏み入れている世界の深さのようなものを感じずにはいられない本だった。
私は小説にかぎらず本というものを愛しているが、本を読む醍醐味というのをこういう作品に出会えたときに特に感じる。
自分の人生というのは限られていて、自分の思考というやつも知らず知らずの内に狭まっていることがある。そこに他人が血肉を注いで書き上げた本を与えると、まさに「世界が広がる」ような感覚がある。これは他では味わえない快感だと思う。
これは本作にも書いてあって個人的には非常に嬉しかった。私のようなボンクラでも羽生さんとの共通点があったわけだ。光栄に思う。
羽生さんの思考に興味がある方はぜひ読んでもらいたいと思う。彼のことがもっと好きになることだろう。
以上。参考にしていただきたい。
直感力 (PHP新書) | ||||
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