俺だってヒーローになりてえよ

何が足りないかって、あれだよあれ。何が足りないか分かる能力。

年下上司と年上部下の理想的な関係を教える

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どうも。

 

「やっぱり年上だよね」

「えー、年下の方がいいでしょ」

 

なんて盛り上がれるのは彼氏彼女の関係だけで、これが上司部下になると、途端に血生臭くなる。憎しみの出発点に早変わりする。

 

「(年上の)上司は考え方が古くてやってられねえよ。早く死なねえかな」

「年下の上司なんて一緒にやってられねえよ。こっちの気持ちも考えねえで。早く死なねえかな」

 

分かる。みんなそうだ。私は違うがな。

 

いきなりこんな話を始めたのには訳がある。

ヤフーのトップニュースでこんなものが出ていたのだ。

headlines.yahoo.co.jp

 

記事を引用させてもらう。

 

同社の転職サイトに登録する35歳から50代までの303人を対象にインターネットを通じて調査したところ、年下上司と働いたことがあるのは66%。このうち58%が「仕事しづらい」と回答した。

 理由(複数回答)は「人の使い方が下手」(66%)「知識・知見が少ない」(45%)「人の意見を受け入れない」(43%)の順に多く、「経験が浅いのではと不安になった」「年下に命令されると良い気分がしない」との意見が目立った。 

この6割という数字は、仕事を進めていくにつれ、慣れてきたり、関係性を築けるようになったからこそだと思う。

実際に年下上司に出会ったときであれば、この数字は9割を越すと思う。私の感覚でしかないが妥当な所だろう。

逆もまた然り

100人超の部下を抱える身の私は、この記事とは逆に年上部下を日々相手にしている。

職場の性質もあるが、私の部下は年上の方が多い。8割ぐらいは年上である。

今でこそこの状況に慣れてしまったが、新卒で入った頃は年上部下には本当に苦労した。

バカにされているという強迫観念に加え、自分の実力のなさは理解していたし、そもそも相手の方が人生経験も豊富で、口で対抗することもできなかった。

私の仕事人生の中で数少ない挫折時期だった。

 

指示を出す側が上、指示を受ける側が下、という意識はなかなか拭い去れるものではない。

年下に命令されるのは慣れるまで時間が必要になるだろうし、年上に堂々と指示を出せるようになるまでもまた、時間と成長が必要になる。

理想の関係とは?

ということで、世の多くの方が苦労しているこの「年下上司、年上部下問題」に対して、若干のアドバイスというか雛形を教えたいと思う。

そう、上司部下の関係というのは雛形に当てはめるのが一番手っ取り早いのだ。

私が仕事をするときに意識する雛形3つを紹介してみよう

年下の上司に困っている人も、年上の部下に困っている人も、ぜひ参考にしていただきたい。

 

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①職人の年上と頼る年下 

これは長年の経験で培った技術や知識を武器に戦う職人と、それを頼りにするひよっ子という図式だ。

 

年上部下のプライドを傷つけないために大事なことは「実力を活かす」ことだ。

仕事の権限もなく、自分の良さを発揮する(得意な)こともできないとしたら、鬱屈としてくるのは当たり前である。自分が何のために職場にいるのか疑問を感じるだろう。

それがひどくなると、自分の中のモヤモヤを年下上司に置き換えるようになる。

「あいつが来てから全部悪くなった」

「あいつさえいなければもっと自由にできるのに」

これで憎しみの火種が完成する。

あとは年下上司が憎しみ返せば地獄へまっしぐらである。人は憎しみ合うことでいくらでも現世に地獄を作り出すことができる。

 

ということで、年上部下が活きる場所やタイミング、役割を与えることが大事だ

年下上司は「あなたを頼りにしています」という敬意を表し、

年上部下は「自分はここで活きるんだ」とやりがいを見つける。

 

私はこの形にするのが一番得意であり、みんなが一番幸せになれるパターンだと思っている。

 

②ボケの年上とツッコミの年下

これは年上を笑いの中心することで職場の雰囲気を和気あいあいとしたものにするやり方だ。

 

年下上司に抜かれているということは、その年上部下は仕事の能力的に何か抜けている部分があることが考えられる。

そこを無視したり、低評価を下すのではなく、あえて着目し、みんなの笑いどころにするのだ。

「◯◯さんってこういうの苦手だからなぁ」

「もう、ちゃんとしてくださいよ」

嫌味ではなく、笑顔でこういうことが言える関係を築くのだ。

下手にプライドが高い年上部下だとこの手法は使えないが、フレンドリーな人であれば、職場のマスコット的な存在になり、職場の雰囲気がかなり良くなる。

年下上司、年上部下というのは周りにいる人達にも気を使わせたりするので、こういう関係が出来上がっていると、周囲も非常にやりやすくなる。 

また笑いどころを作る、というのはチームを円滑に機能させるために非常に有用である。

 

③受け皿になる年上と嫌われる年下

これは年下上司があえて嫌われ役になり、そのフォローを年上部下にしてもらうというものだ。 

 

いくら仕事ができても、いきなり職場の人たちの心を掴むことは難しい。

やる気に満ち、やりたいことや理想を掲げる若い上司というのは、空回りしてしまい往々にしてチームとしてよりも、スタンドプレーに走りがちである。

すると周りの人たちは、

「なにあいつ。ひとりで盛り上がって。超めんどくさい」

「やる気があるのは認めるけど、付いていけないよ」

というふうに思ってしまう。

 

そこで年上部下の登場である。

「まあ彼にも色んな重圧があるだろうから、私たちは支えになってあげよう。余裕ができてくるまでの辛抱だからさ」

懐の深い年上役を買って出てもらうのだ。

 

実際の業務は年下上司が推し進め、チームは年上部下がまとめる。

お互いに必要とし合うこの関係性は、リーダーが未熟な場合非常に理想的だ。

 

ただし、これはお互いの信頼関係があってこそのものである。

お互いを「考え方が古い」とか「未熟だ」とバカにし合っていたり、真剣に向き合っていなければ、この関係は成り立たない。

 

大事なのはお互いを認めあうこと

3つの雛形を紹介したが、読んでもらって分かる通り、相手を思いやり認める気持ちがなければ、絶対に上手くはいかないと断言しておく。

まあそれはどんな人間関係においても同じことだと言えるだろうが。

 

相手に失礼な態度を取れば信頼を失うし、バカにしていれば「いつか復讐してやろう」と思われるものだ。

 

年下上司だからとゴマすりをする必要はない。上司として毅然とした態度を取ればいい。

年上部下だからとへりくだる必要もない。やれることや強力できることに徹すればいいだけだ。

 

お互いがお互いを大切にし、相手にそれを伝えるだけの余裕さえあれば、人間関係というものはそんなに難しいものではないのだ。

 

むしろ単純である。勝手に難しくしているだけだ。

 

以上。