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俺だってヒーローになりてえよ

圧倒的な読書量と端から忘却していく貧相な記憶力、ふざけた文章を駆使するポンコツブロガー。 同情されているのか、やたらとオススメ本や漫画が売れている。月間250冊以上。 バカなことを書いて怒られること多し。

岡崎体育は音楽界のラーメンズだ

音楽


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どうも。

 

2016年の音楽シーンに満を持して登場した新星、岡崎体育。

その才能と容姿の悪さは誰もが認める所。今回はそんな彼について語りたい。

結論から言うと、岡崎体育はラーメンズだということだ

ふざけた名前

 岡崎体育という芸人としか思えない名前、分かりやすいメッセージを持った楽曲。

 いや、楽曲のクオリティに体育の部分が追いやられている感がある。みんなもっと疑問を持ってくれ、体育だぞ体育。でもあれか、石野卓球とかもいるし、吉田戦車もいるし、椎名林檎も似たようなものだし、大西ライオンもいる。厚切りジェイソンなんてその最たるものだ。

しかしだ。

『岡崎体育』

このふざけた名前は適当に付けたものなのだろうか。たぶん私は違うと思う。

情報が山程あるこのネット社会において、人目に触れることは非常に難しい。触れたとしても一瞬だろう。

岡崎体育はこの一瞬を逃したくなかったのではなかろうか。体育なんて名前にすれば、100人中30人は「なんだこの人?」と興味を持つだろう。残りは「またキワモノか」と立ち去るだけだろう。

一瞬で情報を処理していってしまう現代人を自分で留まらせる。そんな狙いがあるように思う。

適当につけただけだったらゴメン。

ちなみに上に挙げた『厚切りジェイソン』だが、芸人としてデビューする際にコンビニに行って調査をしたそうだ。するとコンビニにある商品の多くに「厚切り」の文字があることが分かった。日本人の多くが日常的に通うコンビニにある文字を使うことで、そのたびに自分を思い出してもらうという作戦だそうだ。すげえ…。

一躍有名になったPV

 岡崎体育の名前を世に知らしめる決定的なきっかけになったのがこちらのPV。

 

 サムネがブサイクすぎるが、まあいいだろう。どうせみんなブサイクには慣れてしまうし、むしろ時間が経つと可愛く見えてくる。今更、森三中ハリセンボンをブサイクだと思っている人はいないと思う。岡崎体育もじきに可愛くなるはずだ。

 

MUSIC VIDEOのあるあるをひたすら挙げていくという、類を見ない作品だ。

ただあるあるを列挙するだけなら、それこそ芸人のネタでありそうなものだが、そこに岡崎体育の生み出す耳を喜ばせることに特化したメロディーが絡むことで、最高の作品に仕上がっている。 

音楽性については語れないのだが、単純に「面白い」作品だと思う。 

作品の幅と耳に幸福をもたらすセンス

こちらも上質なネタ作品。


岡崎体育「家族構成」Music Video

なんだろうね、これ。表現する言葉が見つからない。

 

かと思えばこんなのもできる。


岡崎体育 - スペツナズ 【Music Video】

オートチューンによる声の加工は今どきで、これをやっておけば間違いない感じには仕上がる。それにプラスしてこの言語感覚である。聴いていて、耳が幸福になる。映像さえ観なければ最高だ。 

ネタもできる。音楽性も持っている。これで売れなくて誰が売れるというのだろうか。

ここまで来ると、ブサイクなのも武器になってくるというものだ。

「好きなんけど、超ブサイクなんだよね~」といった感じで「私は容姿に左右されない音楽通ですよ」と振る舞えるからだ。

そういえば同じようなことを挑戦していたバンドがあってだな… 

この言語感覚と風貌になにかデジャブがあったのだが、あれだな。


B-DASH - 目覚めよニッポン! PV

B-DASHのGONGONだな。適当なのにやけに耳を喜ばせてくれる言葉たち。意味よりも語感を優先。メロディーは恐ろしくキャッチー。

ただ、センスだけに任せていたGONGONと違い、岡崎体育はちゃんと計算を積み重ねているような気がする。

※参考画像 

GONGON

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岡崎体育

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なるほど。ぜひともコラボしてほしい。

手段が先か、テーマが先か

余計な話をしすぎた。ここからが本題である。というかここしか語るべきことはなかった気がする。

岡崎体育の最大の特徴であり最大の強みは、表現したいことが明確であることだ。 

「アーティストなんだから、そんなの当たり前だろ」

そんなツッコミが聞こえてきそうだが、まあ聞いてくれ。

多分、みんな勘違いしていると思う。アーティスト達のほとんどは「手段が先」なのだ。

バンドを組んでいるのであれば、自分たちのバンド編成でできる表現は何か?と考える。

歌手も同じように、自分の歌声で一番響きがいい音域や歌い方は何か?と考える。

 

誰もが、「自分たちにできること」=「手段」の中で楽曲制作を行なっているのだ。

これが別に責められることではない。当然のことだ。何か新しいことを始めるときは、誰もが「自分の能力の棚卸し」をすることでやれることが明確になる。逆にこれをしないと、手痛い失敗をすることになる。

 

しかし岡崎体育は頭の中に「これをやりたい」という明確なイメージができており、それを一番面白い形で表現するにはどうすればいいか?という順番になっていると思う。

 

これが私がラーメンズと一緒だと語った理由だ。

ラーメンズもお笑いコンビとしては異色の方法で笑いを作り出した。

これとか。

 

こんな笑いの取り方、手段からは到底思いつかないと思う。

 

これとか。


ラーメンズ読書対決1

 

ラーメンズの頭脳である小林賢太郎もいつだかこんな感じで語っていた。朧気な記憶だが、内容は確かだと思う。

自分の中に明確なイメージがあって、それを表現するためにはどんな方法がいいかなって考えています。だから舞台の上に2人が立っていても、1人だけがひたすら喋り続けて、もう1人がまったく喋らなくてもいいんですよね。そこにルールはないはずなのに、誰もやらない。方法はなんだっていいんですよね。

 

小説は一滴の水を大河にする作業だと言われる。最初はちょっとしたアイデアでしかないのだ。

しかしこれは普通の表現者の場合だろう。

ラーメンズ小林賢太郎や岡崎体育のような才能の場合、すでに頭の中に完成品ができているのだ。あとはそれは如何に具現化するか?という話なのだ。

 

岡崎体育は恐ろしい男だ。

この男がどこまでハネるのか。私は非常に興味がある。

 

以上。