俺だってヒーローになりてえよ

何が足りないかって、あれだよあれ。何が足りないか分かる能力。

モラルを振りかざす上司と困惑する私と喋るチンパンジーの話

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どうも。

 

私には100人を超える部下がいる。自慢ではない。ハッキリ言って迷惑だと感じるほどだ。部下などいない方がラクだ。いやそれは嘘だ。部下がいなければ仕事にならない。

ただひとりで仕事を進められたらなぁ、と夢想することはよくある。人と人とが仕事をするとストレスが生じてしまうのは仕方のないことなのだろう。そしてだからこそ私はひとりで進められるブログが大好きなのかもしれない。

大人なのに呼び出しを食らう

先日、会社の上司から呼び出しを受けた。役職は私の3つ上。かなり偉い人だ。そんな人からの呼び出しの内容はほぼ確定している。説教だ。

30過ぎて説教とはなんとも情けない話だが、まあ仕方ない。自分で言うものなんだが私は仕事ができない。しかも不真面目で態度も口も悪い。仕事をしてるフリはするわで、怒られる要素を肌身離さずいる。

前回は会社内で回覧する連絡ノートに、ロングブレスダイエットのやりすぎで肺を痛めてしまった同僚の名前を『ロング〇〇』と書いていたら、上司から呼び出しを食らった。やっていることは高校生の頃から何も変わっていない。

そんな私なので、「身に覚えがありすぎてどれだか分からない」状態になりながら上司の待つ部屋に入った。

説教の内容は意外にも私のことではなかった。いや厳密には私のことなのだが、私の部下のある男性社員の仕事中の態度に関する話だった。どうやら職場内で苦情の声が上がっているとのこと。

小山君(仮)の苦情

その男性社員の名前を小山君(仮)としよう。年齢は25歳。結婚一年目のやる気十分な青年だ。

彼は仕事を調子よくこなし、元気が良く、職場のムードメーカーである。

そんな彼に入った苦情は以下のようになる。

・うるさい

・年上の社員にタメ口&アダ名

うるさいに関しては私も常々思っており、非常に深く同意したのだが2点目が気になった。いや違うな。まったく気にならなかった。

というのも、彼が年上の社員にタメ口を使おうがアダ名で呼ぼうが何が問題あるのか?という素朴な疑問だった。

この苦情は小山君がタメ口を使っている先輩社員から上がったものではなく、全然関係ない部署の人間からのものだった。曰く、「聞いていて不愉快」。

私は愕然とした。

上司の厳しい意見

超偉い上司は語る。

「俺はね。どれだけ仕事にやる気があろうが、仕事で成果を出そうが、年上の人に敬語も使えないようなやつは絶対に評価しないよ。アダ名なんてもってのほか」

色んな価値観があるもんだなぁ、と呑気な気持ちでぼんやり聞いていたのだが、話の内容が頭に吸収されるにつれ、「なんかとんでもないことを言われたぞ?!」と考えるようになった。

素直に理解できない私

小山君は上司である私に似てバカである。可哀想なものだ。苦情は入っているが小山君にはなんの悪気もないことはよく分かっていた。人懐っこさがただ裏目に出ているだけなのだ。現に小山君は私にはちゃんと敬語を使っている。ただ単に、距離感が近い人にはタメ口、距離感が遠い人には敬語と分けているのだろう。

説教の時はいつも「いかに上司に気持よく話させて、早く話を終わらせるか」ということしか考えていない私だったが、「評価しない」と言われてしまったら戦わないわけにはいかない。時間が長引くことを覚悟して珍しく反論した。

「あいつは確かにバカですけど、悪気はありませんよ。大体にして、アダ名で呼ばれてる小林さん(仮)が文句を言うなら分かりますけど、関係ない人からそれを言われても意味が分かりませんよ」

上司は重々しく繰り返した。

「そういうことじゃない。いち社会人としてのモラルを守れないようなやつじゃ駄目だと言ってるんだ。モラルが悪い職場は必ず崩壊する。それを阻止するために管理するのが俺らの役割なんだ。分かるだろ?」

やべえ、まったく分からない。

私は途方に暮れた。

モラル怖え

とまあそんなことがあったわけだ。

こうやって記事にしたためているが、実はまだこのことは私の中で消化しきれていない。「記事に起こせば勝手にまとまるでしょ」と楽観的に捉えていたが、やっぱり全然まとまらなかったし、理解できないままだ。

モラルが大切なのは分かる。それは相手に失礼に値することをしてはいけないからだ。だが、職場の中で「年下は年上に必ず敬語」と強制することとモラルはイコールなのだろうか?仲が良いのにも関わらず、むりやり敬語を使わせることはむしろモラルに外れるものではないのか?

というか、超偉い上司が語る「どれだけ仕事にやる気があろうが、仕事で成果を出そうが、年上の人に敬語も使えないようなやつは絶対に評価しない」という理論で行くと、「仕事にまったくやる気がなくて、なんの成果も出さないけど、年上には絶対に敬語を使うやつ」の方が評価できるということなのだろうか?超モラルである。

そういえばモラルって?

モラルモラルと書いてきたが、そもそもの意味が分からないと話にならない。

モラルとは?

倫理観や道徳意識のこと。世代や状況によって徐々に変化するマナーよりも普遍的な価値観を含んでいる。年上の人に敬語を使わなくてはいけないというモラルは存在しない。

 ※コトバンクより抜粋(若干修正あり)

出た出た。モラルの意味を訊いているのに、「それは道徳です!」と言い張ってくる。

そうなると、「じゃあ道徳ってなんじゃい」となるのが分からないのだろうか?

道徳とは?

人々が、善悪をわきまえて正しい行為をなすために、守り従わねばならない規範の総体。アダ名でもオッケー。

 ※コトバンクより抜粋(一部修正あり)

善悪をわきまえるためのものらしい。これでより私の考えが強固なものになったのではないだろうか?仲の良い人同士に強制的に敬語で話させる、という行為は善ではないだろう。

そもそも「これは善だ!やれ!じゃないと評価しない!」というやり方自体が善ではないだろう。

モラルの正体

私の悪い癖でだんだんとまとまりが悪い記事になってしまった。

まとめていこう。

 

モラルモラルと世の中では口うるさく言うが、それはよく言われる「常識」ってやつと同義なのだと思う。

誰かが思う当たり前があり、それに違反する人がいると勝手に誰かが不愉快になってしまう。だから他人にも自分の当たり前を押し付ける。そのときの言い分はこれだ。

誰かがイヤな思いをするからダメ

グングニルのような言葉だ。素晴らしい。

つまりモラルというのは「文句を言う人のために我慢すべきこと」なのだろう。

言い換えるならば「被害者意識の強い人に協力すること」だろうか。

感情を管理できない人たち

いつも思うのだが「私は不愉快にさせられた!」と主張する人は、自分の感情のことをどう考えているのだろうか?

私は感情というものは心の排泄物だと思っている。何を見て、どんなものが出るかはその人次第であり、汚いものが出ようが綺麗なものが出ようが誰のせいでもないのだ。

それなのに「私は不愉快だ!」と怒りを撒き散らすさまは、ウンコを投げつけるチンパンジーとなんら変わらないと思う。全然関係ないがチンパンジーは握力が300kgある。

なんで私がそんな服を着た喋るチンパンジーたちに協力しなければいけないのだろうか?

やっぱり意味が分からない。

 

以上。

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